考える力・伝える力を育てるアメリカ流の絵本の読み聞かせ方法!

知育

絵本の読み聞かせって子供にとってどんなメリットがあると思いますか?親子のコミュニケーションのためや活字に慣れてもらうためなど言われていますよね。でも、読み聞かせっていいって聞くからなんとなくやっている人も多いのではないでしょうか。

でも、絵本の読み聞かせの方法を工夫するだけで、読解力・思考力・伝える力鍛えることができたら・・?子供の人生が変わりますよね

日本人って、海外の人と比較すると自分の意見を主張するのが苦手と言われています。今後どんどんグローバル社会になっていくので、自己主張ができる海外の人と対等にコミュニケーションすることが求められます。でも、今の日本の学校教育に任せてて大丈夫?と心配な親御さんも多いのでは?

そこで今回こちらの本を紹介します。アメリカで確立されている”ダイアロジック・リーディング”という絵本の読み聞かせ方法が紹介されています。これは著者がハーバードに留学されたときに学んできた手法。日本の読み聞かせと決定的に違うのが、絵本の途中に親子の対話を積極的に推奨しているということ!

思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ 最高の読み聞かせ

posted with ヨメレバ

加藤 映子 かんき出版 2020年11月05日頃

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この本、とっても参考になりました!我が子に自分の意見を伝えるスキルを身に着けてほしいと感じている方は必見です。習い事に通わせるでもなく、家にあるもので親子で楽しみながらできるなんてめちゃくちゃコスパがいい!

この記事では、

  • ダイアロジック・リーディングのおすすめの理由
  • ダイアロジック・リーディングの導入方法
  • 年齢別の読み聞かせ方法

を紹介します。

ダイアロジック・リーディングのメリットは?

ダイアロジック・リーディングとは、ニューヨーク州立大学の教授が提唱しているメソッドで、2016年に世界一受けたい授業でも紹介されたのだそう!大まかに言うと、絵本の話の途中でも、「どう思った?」「なぜそう思った?」をセットで聞き、自分の考えを確立させ伝える力をつける方法なんです。

絵本の読み聞かせって、家庭でも幼稚園でも行われていますよね。でもそれって親が一方的に絵本を読み、子供は静かに聞いているというのが一般的かと思います。

今までやっていた方法がよくなかったとしたら・・?今よりもっと子供のためになる方法があるとしたら・・?今からダイアロジック・リーディングによってどんなメリットがあるのかご紹介します。

文章を読み解く力がつく!読解力が上がる!

我々は文章から情報を得ていますが、読解力がないと同じ文章を読んでいても、うまく情報を読み取れなかったり、誤って解釈してしまったりしてしまいます。生きていく上でとても重要なスキル。でも、読解力って本を読めば身につくものでしょ?と思いませんか?

私自身国語が苦手だったので、読解力を上げるために本を読め!とさんざん言われてきました・・

でも、読書量と読解力は比例しないんです!2006年にベネッセが調査データによると、全く本を読んでいない子は読解力が最も低いのですが、中学2年生のデータでは、月に1~3冊読んでいる子よりも15冊以上読んでいる子のほうが読解力が低いという結果だったのです。

https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/gakuryokukoujou/2006/chukan_pdf/gakukihon2006_07.pdf

みかん
みかん

衝撃的でした・・・

このデータで何が言えるかというと、文字を読むだけではなく、平行して考えながら読んでいるかということ!まさに量より質です。なので、やみくもに本を読むだけではなく、読む方法を子供に身に着けさせることが大切です。

だからダイアロジック・リーディングで親子で読みながら考えるを習慣化させることが重要なんですね。

これからの時代は必須!考える力・伝える力が身につく!

これは日本人に一番足りない力なのかもしれません。日本とは対照的にアメリカの学校では、”ショーアンドテル”という授業があり、あるテーマに対してみんなの前でプレゼンテーションをし、それに対しみんなが質問し、回答していくという授業があるのだそう。

そういう授業があると、考えていること・なぜそうなのか?を自分の中で深堀りし、考える力が身につく。さらに、みんなの前で発表するので、プレゼンの力も身に付きます

みかん
みかん

アメリカの子供たちはこのような訓練をしているから自己主張がしっかりできるんですね。

それに対し、日本では、伝える力を教えてくれる場面はありません。そもそも考える力もあまり身についていないかもしれません。私自身、いきなり質問されて、それに対して自分の意見を答えることが本当に苦手です。

現代社会でも伝えるスキルは必要なのに、子供が大人になるころにはさらに必須事項になると思います。大人になってすぐに身につくものではありません。幼いころから親子で楽しく絵本を読みながら身に着けていきたいですね。

家庭でも簡単!ダイアロジック・リーディングの導入方法

絵本を読んでいる途中で質問したり、意見を引き出すような会話をすればいいと分かっていても、やったことがないとなかなか難しいもの。なので、ここでは、ダイアロジック・リーディングの4つの基本ルールと年齢別で伸ばす能力についてご紹介します。

4つの基本ルール

ダイアロジック・リーディングには基本の4つのルールがあり、これが会話のベースになります。

1.促進 本について子供に何か発言するように促す

最初に本を手にしたときに、表紙を見て、「どんな動物いるかな?」など。簡単な質問を親からすることで、子供は”発言してもいいんだ!”と感じることができます。

2.評価 子供の発言に対して評価する

具体的には相槌や褒めることなど。「よくわかったね!くまさんがいるね。」相槌や褒めてあげることで、子供自身もうれしくなりますし、より積極的に発言できる雰囲気にもなりやすいですね。

3.拡張 子供の発言を広げる

子供の発言に情報を足してあげたり、質問を足したり、話題を広げる。「英語でいうとベアーだね」「この前動物園で見たけど覚えているかな?」など。

4.反復 子供の理解を促進させるために反復する

子供の言ったことに対して要約したり、「くまさんだね」と足してあげる。おすすめは、1回の会話でこのサイクルが一巡するのがベストなんだそう。

会話をスムーズにする4つのポイント

会話の流れはこんなかんじですが、会話をスムーズに行うためのポイントも紹介します。本で記載があったものの中から厳選して4つご紹介します!

1.決まった答えのないやり取り

例えば、

  • 「〇〇ちゃんだったら、こんなときどうする?」
  • 「この子今どんな気持ちなのかな?」
  • 「物語ここで終わったけど、この後どうなると思う?」

など。自由に話せることで表現力が豊かになり、細部に気を付けることができるようになるのだそう。

以前読んだ本でも、子供に答えのない質問を積極的にすることで子供の表現力や想像力を引き出すことが推奨されていました。その記事はこちらです。

大人になってから、自由に想像していいよって結構難易度高いんですよね。ある程度制限がある質問のほうが答えを出しやすく、あまりにも自由度が高いと答え出せない。それって自由に考える思考回路がもう働いていないのかなと感じます・・。

でも枠にとらわれない自由な発想ができる人がクリエイティブなものを創造できるんですよね。だから、

  • 子供に大人の価値観を押し付けない
  • 子供の回答をバカにしない。100%受け入れる。
  • なんでその発想になったのか?を掘り下げる

に気を付けないといけないですね。

私自身、子供のころ大人にバカにされた?時、すごく傷ついた記憶があります・・

2.文章を完成させるやり取り

絵本の文章の前半を親が言って、後半を子供に言ってもらうなど。

  • 親:「やっぱりおなかは?」
  • 子:「ぺっこぺこ」

など。文字を読む訓練にもなりますね!

3.ストーリーを思い出せるやり取り

この質問が一番使いやすそうと思います!絵本を読んだ後、

  • 「青い鳥って最後どうなるんだっけ?」
  • 「鬼ヶ島ついた後、桃太郎たちはどうしたっけ?」

など。この質問に答えるために出来事の順番を整理したり、言葉で表現するスキルが養えます

4.子供の生活と関連したやり取り

絵本には絵本の世界と現実世界をつなげる役目もあります。なので、

  • 「パンダさん、前動物園で見たよね。覚えてる?」
  • 「この子いたずらっ子だね。保育園にこういう子いる?」

など。絵本を読んで、ただ「楽しかった!」で終わるか、”そこから現実世界へリンクさせ、何かを学ぶ”ができるの差は俯瞰力と応用力。それを付けさせるために、小さいころから絵本から現実世界へリンクさせる脳にしておきたいですね。

私も1歳の娘に読み聞かせしていますが、絵本で出てくるイラストの”犬”と現実世界の”犬”、全然違う問題があるんですよね。

そもそも現代の犬、種類が多すぎる・・子供は混乱していないか心配になります。

私が子供のころの犬って柴犬一択くらいだったので・・。絵本で見たものと現実世界への落とし込みは親が子供に教えていかないとなと感じます。

年齢によって伸びる能力が違う!年齢にあったおすすめの会話例

大人が質問するにしても、子供の能力に合ってないと会話も成立しないですよね。そもそも年齢によって、伸びる能力というものがあるんです。この子にはこの質問は早すぎたり、今は別の質問を積極的にやるべきなどは親が適宜判断したいもの。

なので、子供がいつどんな能力が伸びるときなのか・どんな会話がおすすめなのかを紹介します!

2~3歳は見る力・聞く力が育つ

人間の五感から得られる情報のうち9割は視覚情報なんです。なので、視覚情報の処理能力が高くなると同じ生活を送っていても脳に入ってくる情報量が大きく変わってくるんです!

絵本の読み聞かせの中で見る力を伸ばすためには、絵本の中に出てくるものをピックアップしてあげること!具体的には、

親:「絵本に出てくるこの木、家の近くにもあるよね。どこか分かる?
子:「公園の近く
親:「そうだね。公園の近くの木の葉っぱはこんな色だったけ?
子:「公園の近くは緑色
親:「そうだね、よく見てるね!

この会話では子供に葉っぱの色まで意識を向けさせる。このとき、子供は葉っぱの色が分かることを褒められ、次に木を見るとき、葉っぱまで見る可能性が高くなるんです。このような小さな積み重ねで物の細部まで見る力がつきます

みかん
みかん

視覚情報を鍛えるってそこまで意識したことなかったけど、親の誘導で鍛えることができるんだね・・!

他にも
ほかにどんな動物いるかな?
ちょうちょは全部で何匹いるかな?
など、物語に関係なさそうな部分に着目して質問してみるといいです。

また、聞く力も同様で、同じものを聞いていても聞きとる能力は人それぞれ。友達との会話でも会社の会議などでも聞き取る機会って以外に多いと感じます。聞き取る能力も侮ってはいけないなと思います。

でも、安心してください。聞く力は毎日の読み聞かせを習慣化できればOKです!聴覚は3~6歳で発達すると言われているので、その期間は意識して毎日読み聞かせしたいですね。

4~6歳は考える力・伝える力が育つ

考える力は

  • 論理的思考・分析力
  • 想像力
  • 創造力
  • 俯瞰力・応用力


で構成されています。その中でも論理的思考はとても大事論理的思考が考えることの基盤になっています。

論理的思考って大事大事と言われていますが・・これは私個人の考えですけど、得意な人と不得意な人が明らかにいると思います。どちらがいいというわけではないですが、やっぱり論理的に物事を考えることができるほうが、仕事でも説得力があるし、みんなに安心を与えれるので信頼されていると思います。

論理的思考をつけるために大人が意識したほうがいいことが、”因果関係”!物事には因果関係があるということを少しずつ学んでいくことで考える力のトレーニングになるんです。
具体的には、片づけしないとママに怒られる、お菓子食べ過ぎるとごはんが食べられないなど・・

みかん
みかん

この出来事があったから、この結果になるという気づきが考えることの基本。

なので、会話では
ママは〇〇だと思うけど、どう思う?」と子供に考える機会を与える。そうすることで”こうなるとこの結果になる”という因果関係に気づいてくれます。

そして伝える力は、

  • 文章構成力
  • 自分の感情や情景などを最適なことなで示す表現力
  • 相手に伝わるように物事を整理して話す説明力
  • 自分の意見を臆せず発する自己主張力

で構成されています。文章の構成や表現力、説明力は場数を増やして訓練したり、いろんな表現を吸収することが大事かなと感じます。

でも、他人の目を気にせずに自分の意見を話すということって案外苦手な人多いのでは・・?特に子供なんか、悪気なく人の服「似合っていない」とか「かわいくない」とか言ったり、誰かの発言に対して「変なの~クスクス」みたいなのあると思います。

本人は深い意味で言ってなかったりするけど、子供は平気で残酷なこと言ったりするもんね・・

そういう周りの視線に臆せず発言できるようにするために、前提として、人はみんな考え方や感じ方が違うということを子供にも理解してもらうことが大事!あの子はこう思っているかもしれないけど、みんな考え方は違うし、あなたの考え方もすばらしいよ!と相手も自分も尊重できるようになりたいですね

そして、察してもらうのではなく、意見ははっきりということも重要。親子で生活していると、どうしても親は子供の考えていることや要求が分かってしまい、先回りしてしまいがち。でも、外では通用しません。はっきり自分の意見を伝えないと、周りに分かってもらえないと伝えましょう!

相手に分かりやすく伝えるトレーニングのために絵本を読んでいるとき
今日保育園でどんな絵本読んできた?お話教えて!
どのページが一番好きだった?それはなんで?
このぺージは〇〇ちゃんが読んでくれる?
と聞いて、子供に話してもらう機会を増やしましょう!

まとめ

この記事では、

  • ダイアロジック・リーディングのおすすめ理由
  • ダイアロジック・リーディングの原則
  • 年齢別での進め方のコツ・会話例

を紹介しました!理屈は理解したけど、子供によっては、物語をしっかり楽しみたいという子もいそう・・なので、子供の様子に合わせて導入したほうがいいのかなと思いました。

あくまで子供が楽しくなくて、絵本嫌いになってしまったら本末転倒なのでね・・。うちでも導入したいのですが、まず最初の物語を楽しむ段階は、絵本の途中で会話は挟まずに読んで、終わってからいろいろ会話するスタイルにしようと思います。

保育園での読み聞かせの途中にいろいろしゃべってたら怒られちゃいますしね・・なんか他にもアメリカの教育方法知りたくなってきたので、また追加で読みたいと思います!

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